『Because・・・』(主若瑛SS)~第4章~
だいぶ遅くなりました><。 主若瑛の4つ目です~・・・が!! 前回のお話から場面がちょっと跳びますι ホントは瑛がストラップを上げる場面とかも書こうかと思っていたので

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『Because・・・』(主若瑛SS)~第4章~

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だいぶ遅くなりました><。
主若瑛の4つ目です~・・・が!!
前回のお話から場面がちょっと跳びますι


ホントは瑛がストラップを上げる場面とかも書こうかと思っていたのですが・・・
若とのラブなのにまだ若の登場が少ない!!と思ったので、ちょっとばかし若の心情を入れることにしました☆

ここからようやく若始動ですのでよろしくです♪






以下二次創作です。
苦手な方はご遠慮ください。













放課後の喧騒の中、僕はいつものようにコーヒーを口にしながら、化学準備室で小休止をしていた。



ビーカーに入れられている漆黒のコーヒーを見て、また家からカップを忘れた事に気がつく。
けれどこの飲み方に慣れた今となっては、これもまた僕らしくて良いのかもしれないと思っている。





不意に耳に届く足音につられ、僕は閉ざされている扉に目をやった。



間違えようのない、彼女の足音。




その音は僕のいる化学準備室の前を通り過ぎ、放課後の喧騒の中へと紛れて行ってしまう。
足音が遠ざかってしまうのを聞き、僕は胸の中にある重い物を吐きだす様に、一つ息を吐いた。




いつからだろう。
こんなにも、彼女がここに来ることを望むようになったのは・・・。



急ぎ足でこの部屋に向かい、逸る自分を戒めるかの様に一呼吸してから、ノックして入室する。
扉の向こうから感じる彼女のそんな気配を僕はいつも微笑ましく思っていた。




朝のHRで一番に彼女の出欠を確認している自分。

教室で友人と一緒に笑っている彼女の姿を目で追いかけている自分。

彼女を見つめてから放課後の仕事に向かう自分。




そんな僕自身の行動に戸惑いを感じていた。







本当は気付いていた。
僕は彼女に恋をしているということに・・・。





でも、気付かないフリを続けている。






彼女に抱いているこの感情に自信を持つ事が出来ないでいるから。
僕はずっと恋愛というものを知らずに生きてきたから。







―――胸を張って“好きだ”と言えない自分は、彼女の“先生”で

決してこの想いを公に出来ない立場にいる―――。






近付く訳には、いかない。
何度も何度も、自分に言い聞かせて来た。






なのに、心には嘘をつけないというのは、本当らしい。


無意識に、でも確実に、彼女を探している自分がいるということに、僕は罪悪感にも似た感情を抱いていた。





一つ息を吐き窓の外に視線を飛ばすと、校門付近で肩を並べて歩く一組の男女が目に入る。
僕の心をかき乱す彼女と、普段とはまるっきり違う表情を浮かべている佐伯君の姿。


あの二人は仲が良い。修学旅行でも一緒に行動していた。
二人の携帯に同じストラップが付いている事を、僕は知っている。



楽しそうな二人の姿を見ていると、心が何か黒いもので覆われていく。
鉛のように重くなり、身動きすら取れない時もあるくらいだ。








そうか、これが、『嫉妬』か―――。





初めて気付く自身の感情の名前。
年の離れた、しかも自分の生徒に嫉妬するなんて、大人気ないと思いつつもこの感情を止める術を僕は知らなかった。





もう止められない事に気付く。
もう止めたくない事に改めて気付く。





近付く訳には行かないと、自分で自分の感情を抑え込んでいた僕に許されるのであれば・・・
まだ手遅れになっていないなら
彼女の隣にまだ誰もいないのなら






僕が彼女の隣にいたいと思う。





もっといろんな彼女を見たいと思う。


彼女の笑顔を僕だけに見せて欲しいと思う。


許されるのであれば、彼女に触れたいと思う。









・・・許されるのだろうか。
誰もいない化学準備室で、応えの無い想いを宙に吐き捨てた。








―――ねぇ、君に質問です。

君の近くに、いってもいいですか―――?







To be continude・・・
  • │2010-02-26 13:41:26│ カテゴリー:日記│ コメント(6)
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ASHURAさん
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