ツキを変えるために
先月の第35期王位戦の本戦にて、こんなことがあった。ある選手が東1局の親番で、 ドラダマテンでが出て2900点。1 本場、今度は6巡目に、 ドラ2巡後、下家からが出てアガ

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ツキを変えるために

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先月の第35期王位戦の本戦にて、こんなことがあった。
ある選手が東1局の親番で、
 ドラ

ダマテンで が出て2900点。1 本場、今度は6巡目に、

 ドラ

2巡後、下家から が出てアガっ た。

この戦いぶりを見て、この男は戦いのタイミングを知らないなと思った。
案の定、この男は予選を敗退した。

こんな麻雀を打っていたのでは勝てない。
まして、大きな大会では勝ち残れない。

どこがいけないのか。
1本場をダマテンでアガったのがいけない。

ここはリーチをかけてアガって勢いをつけないといけない。
要するに、この打ち手はどうやると勢いがつくのかを知らないのだ。


随分昔に阿佐田哲也さんが、飲みながらこんな話をしていたことがあった。

麻雀は卓上で浮遊している運を掠め取る戦いである。
それには平凡なアガリをしても運を引き寄せることは出来ない。

その後に言葉は出てこなかった。
あとは自分で考えろということであろう、と私は判断した。
そしてその答えは、いまだに私の中で明確に出ていない。


誰もが劣勢のときにはアガれば良くなるだろうとチーポンしてアガリに懸けるが、
それも完璧とはいえない。
うまくいく場合もあるが、そうでない場合のほうが多いようだ。
思うに、チーポンして鳴いてアガるより、メンゼンで仕上げてアガった方が良さそうである。

一番くだらないと思うのは、
5200点や満貫を振り込んだのに、鳴いて1000点2000点でアガる打ち手がいる。
迷惑である。
ところが当人にすれば、アガるとツキを呼ぶことが出来ると思っているから始末が悪い。
アガった者を楽にさせているのに気づいていない。
それこそ迷惑である。

アマチュアがそうやるのなら、それは許せる。
それをプロがやるのなら、勉強し直してこい、と言いたい。


こんなことがあった。開局の配牌で、



ここから6巡目に、



となり、そしてすぐにツモ
普通こんなときツモったらアガってしまう人が多いだろうが、
私はアガらないで のトイツを落と した。
そして次に を引いて二枚目の と切り替えて下家から が出てアガった。

こんな手をアガった後は、もう言わなくとも判っている。
この回は黙っていても牌が入ってきて楽にトップになった。

もしあの時 をツモってアガってい れば、どうなったかわからない。

私の体験からいくと、
大物手になりそうな時、それを無視して軽くアガるといいことはない。

手が伸びそうな時は思い切って切り替えた方がいい。
伸びにフタをするとロクな事にならない。


写真は、池袋の書店でサイン会があって、その打ち上げで出た鯛のお頭付き。



  • │2009-12-14 13:35:28│ カテゴリー:メールで届いた│ コメント(5)
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小島武夫さん
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