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オホーツクの紋別から蟹が届いたので、みんなで蟹パーをやりました。
毛蟹は5月、6月の今が旬。
メンバーは、蟹に目が無いのタッキーと酔いどれの猿川君にビール党の山井弘君。
そして、二階堂亜樹ちゃんである。
蟹漁の漁師は麻雀が好きで、二階堂姉妹の大ファンだという。
そこで、漁師の兄ィであるボクの高校の先輩に頼まれ、
亜樹ちゃんに色紙を贈ってもらったことがある。
6年前の話だ。
感激した漁師はその御礼にと、ボクと亜樹ちゃんに毛蟹をドンと音がするくらい送ったという。
ところが何の手違いか、その蟹がドンと舞い戻ったのだという。
たぶん、相手が書いた番地が違っていたのだろう。
『字くらいちゃんと書けよ、漁師・・・』
蟹はもう来なかった。
でも先輩は、その漁師の気持ちは汲んでやれと言ったが、これはいわば・・・。
『来たぞ、6千オールだ!』
と盲牌して牌を叩こうとした時、
「ロンです。ピンフのみ」と、遅ロンの下家にアガリを攫われたようなものである。
『オレがツモル前にロンといえ!ショックが大きいじゃあねーか!』
と、グチの一つでも言いたくなりますよね。
毛蟹は蟹ミソが命。
酒飲みにはこれがたまらんのです。
ミソの取り合いを避け、蟹は一人一パイに奮発。
ボクは、いっぱいある蟹の中から一番重い蟹を亜樹ちゃんの皿にそっと置いたのでありました。
なぜなら、蟹は色や大きさよりも重さが大事。
重い方が、身がしっかりと入っているし、ミソの量も多いからです。
猿川君は、蟹にてこずっているようです。
しかし、殺気がある。
あの目は、ビールの次は何を飲むかと、虎視眈々と狙っているような目であります。
一方、殺気を見せずに飲む山井君は、音も立てず喉も鳴らさずの闇テン飲みであります。
しかも、ペースは速い。
蟹足三本で、中ジョッキ一杯のペースなのです。
足は十本だから三杯はアッという間です。
足の次は胴の身があることを考えると、空恐ろしくなります。
あの小柄な体にどうしてあんなにビールが入るのか、いまだに謎なのです。
昔、野球少年だったタッキーは立派に成長しました。
いや、麻雀がではなく体が・・・。
彼はあのグローブのような大きな手で、
蟹足の細い先まで器用に身をはがし食べていました。
亜樹ちゃんはウーロン茶でボクは白ワイン。
亜樹ちゃんは、ミソはニガ味があって苦手だというので、
仕方なくボクが頂きました。
代わりに棘で指を刺すといけないので、身を剥いてあげました。
皆、口の周りは蟹汁と身でぐじゅぐじゅです。
写真はその時のもですが、
端にいた山井君は残念ながらほんの少ししか写っていませんでした。
こうして見ると一番の蟹好きは、タッキーだと判明しました。
ゲップ!!